専修大学商学部の渡辺達朗先生が、
Y-bizの発信から「ワケあり倶楽部」の取り組みに関心をお持ちになったことから、
渡辺ゼミでの講演依頼をいただきました。
「ワケあり倶楽部」についてやY-bizの取り組みなど、7月8日と15日の2回に分けて、
やまがたさくらんぼファームの矢萩社長とY-biz尾上とでお話をいたしました。


やまがたさくらんぼファームさんのフルーツ頒布会「ワケあり倶楽部」が
県外でも広く注目を集めたことから、
お客様はもちろんのこと、こうして学生さんなどへも関心が広がっています!



渡辺先生は、地域と食にかかわるマーケティングを学修テーマにされており、
今年度のゼミでは、産地と消費地とをつなぐことで、産地を応援し、
食品ロス削減にも貢献できるような取り組みを考えることを課題にしているとのこと。


一方で、学生さんたちは、
産地の現状や生産者さんの生の声を聞く機会がなかなかないということだったので、
前半7月8日に、やまがたさくらんぼファームの矢萩社長ご自身から
「ワケあり倶楽部」をはじめ様々な取り組みをお話いただくことになりました。

そして翌週、Y-bizからワケあり倶楽部の支援のポイントの他、食に関わる事業を中心にその他の事例をご紹介しました。

学生さんたちは、まだキャンパスには出向かず自宅等々からオンラインでの聴講ということで、
私たちもzoomを利用しての参加です。


矢萩社長2


矢萩社長からのお話は、
やまがたさくらんぼファームさんの概要から、
観光業との連携についてや、コロナ禍での「ワケあり倶楽部」についてなど。

“いち生産者”にとどまることのない矢萩社長の、
経営者としての考えや、まさに「戦略」という部分までお聞きすることができました。


コロナの影響を受け、観光果樹園やカフェは休業されましたが、
その分、集中して生産と「ワケあり倶楽部」などの通販に取り組んだことで、
「通販のポテンシャルが上がった。
 これで観光やカフェが平常に戻ったら、2倍の力を発揮できる」
そうお話しされ、
厳しい状況をマイナスで終わらせない、むしろ2倍のプラスにできるほどのチャンスにするという姿勢は
学生さんたちにもとても印象的だったようです。

矢作社長のお話、そしてそれに対する学生さんたちの反応はY-bizメンバーにとっても、非常に勉強になりました。


矢萩社長




翌週は、Y-bizプロジェクトマネージャーの尾上から、
Y-bizのこれまでの取り組みや支援のポイントを説明したうえで、
今回は食に関わる事例を中心にご紹介しました。


尾上さん(画面補正)



普段マーケティングについて学ばれている学生さんたちですが、
実際のビジネスの場でどのように実行されているのか、
“理論”が現実でどう活かされているのか、
ご紹介した事例を通して、リアルなものとして感じ取ってくれたようです。

さらに、事例を通して、山形でチャレンジを続ける魅力的な事業者さんや
山形の食についてなど、
“山形のいいところ”も知ってもらえたと思います。

いつか山形に行ってみたいと思いました!という嬉しいコメントもいただきました。



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県外の大学の先生や大学生という、普段お話させていただくことの少ない方々へ、
Y-bizの取り組みや山形の魅力を知っていただく貴重な機会となりました。


大学2年生~4年生という瑞々しい感性に触れて、
私たち自身、身の引き締まる思いもありました。
気持ちも新たに、今後とも全力サポートを続けてまいります!