今回ご紹介するのは、山辺町にある景四季彩々「紅ほたる」
(運営:オールフーズ山形)さんです。

外観
写真提供:紅ほたる

同店は「心作料理(造語)」をキーワードに、
和食をベースに洋中も取り入れた会席料理を展開されています。

1階個室A

写真提供:紅ほたる


しかし、コロナウイルス感染拡大の影響で売上の多くを占めていた法事・宴会の需要が減少
職人が作った料理を引き続き皆さまに楽しく食べて頂くにはどうしたら良いかと考え、
7月にY-bizに来られました。


初回ご相談を経て、
コロナウイルス感染が拡大しようとも、
法事や宴会の需要が減少しようとも、
自社の強みを活かし必ず誰かの困りごとを解決できる
を共有。

職人が作った会席料理は団体客にイートインで提供するだけでなく、
何か突破口がないかと考えを進める中、
この年末年始に「おせち料理」の予約販売を検討することに。
しかし、同店はこれまでおせち料理の予約販売をしたことがありませんでした。

そこで「おせち料理」をこれまでの常識や、
単に客数減を補う手段として捉えるのではなく、
後発として、今の時代に、今の山形に相応しい新しいおせち料理を提案できないか
ディスカッションを進めました。

山形県は三世代同居率が日本一という土地柄もあり、
おせち料理はたくさん作り、家族、親戚、兄弟皆で分けて食べることが多いと聞きます。

一方で、県内の人口はずっと右肩下がりにも関わらず世帯数は増加するなど全国的な傾向と何ら変わらず、1世帯の平均人員は2.78人(総務省統計局 平成27年)と既に3名を切る現状があります。

全国に目を向けると、
女性の社会進出やライフスタイルの変化などにより、
正月の過ごし方やおせちそのものの在り方が変わり、
実際にある百貨店ではおせち料理の予約販売が20年連続で増加しているそうです。
そのような社会トレンドを反映し、首都圏や仙台地区の百貨店では
高額なものに加え「個食対応」のものが増加しています。

加えて今年の年末年始は
「どうせ巣ごもりするならいつもより豪華なおせちを楽しみたい」
といった潜在ニーズもあると考えられ、
新しい生活様式の中でも明記される「大皿を避けて料理は個々に」の観点からも
これまでのおせち料理の常識を破る「おひとり様おせち」の予約販売を行うことに。

これだけだとおせちを作れる強みを活かしているとは言え、
おひとり様ニーズがあり「売れると思うから1人用おせちを提供」に過ぎません。

紅ほたるさんは、「心作料理(造語)」をキーワードに、
和食をベースに洋中も取り入れた会席料理を展開されています。

そこで「伝統対革新」と銘打ち、
伝統的な和のおせちに加え、
洋の要素も取り入れた革新的なおせちの2種類を展開。
実際にどちらが多く買われたかも可視化し、
次年度以降のおせち販売に活かせるようご提案。

さらに、会席料理を展開されるお店ですので、
正月2日・3日に限り受け取りだけでなく店内でも飲食可とし、
親戚の集まりなどでも安心して召し上がって頂けるように。

おせち2020-thumb-500x700-41

写真提供:紅ほたる


Y-bizでは情報発信についてもサポート。
その結果、11月12日(木)からの予約開始にあたり、

11月12日(木)
YBC news every.
SAY  Live News イット にて紹介されました。

紅ほたる「おひとり様おせち」TV2

12月5日(土)の読売新聞でも
「正月行事の密回避」の切り口の1つとして紹介されました。
IMG_8711

12月20日(日)まで予約受付可としましたが、
大変多くの反響を頂き、翌日13日(金)には予定数量完売となりました。

おひとり様おせちは完売しましたが、
山形市の中心部からほど良く離れた身近な非日常空間で、
「心作料理(造語)」をキーワードとした和食をベースに洋中も取り入れた会席料理を
召し上がってみては如何でしょうか。

紅ほたるさんは、
既に次のプロジェクトに着手されています。
Y-bizは引き続き前向きな挑戦をご支援してまいります。


景四季彩々 紅ほたる
〒990-0321 山辺町根際前田2199-3
TEL 023-667-1088

※「おひとり様おせち」は好評につき完売致しました※