7月上旬頃、鮮やかな黄色の花を咲かせ、山形に夏の訪れを感じさせてくれる「紅花」。
江戸時代に一大産地として名を馳せた河北町では、今でも美しく咲いた紅花畑の風景が広がります。しかし、山形の県花であるものの、県外では少々馴染みの薄い印象がある「紅花」は、生産者の高齢化が進み、生産存続が深刻な課題であるといいます。


今回ご紹介するのは、全国の方に、紅花を身近に感じてもらえる商品をお届けし、
紅花生産者を応援したい、という想いから生まれた料理キットです。
販売するのは、河北町の割烹料理店「食彩遊膳まる梅」さん
今年5月に始められた「ひとり親家庭支援」というお取組みを、6月28日のブログでご紹介させていただいておりました。


「まる梅」代表の青柳啓司さんは、東京銀座老舗料亭「花蝶」や、東京加賀料理「大志満」、そして山形県のホテル・旅館などで修行し、2016年に地元河北町に同店を開業されました。お店で提供する野菜は、青柳さんができるだけ無農薬で自家栽培し、60品目以上の食材を使った健康会席料理を中心に、「健康」をテーマにした料理を提供しています。


そんな青柳さんの料理へのこだわりが詰まった商品が、今夏発売を開始した紅花を練りこんだごま豆腐「やまがた紅花胡麻豆富」と、焼き麩に紅花をのせてお吸い物と一緒に味わう「やまがた紅花泡麩」の2種類の料理キットです。
「やまがた紅花胡麻豆富」は、よもぎを使い、紅花畑で花が咲いている風景に見立てています。
よもぎの緑色と紅花色のコントラストが映える一品で、口に入れた時のほのかな甘みととろける食感がたまりません。また、紅花だけでなく、牛乳やよもぎなどの材料も町内産を使用しています。

紅花胡麻豆腐
やまがた紅花胡麻豆腐の調理キット/2,400円。完成品1箱と、お客様ご自身で作る2箱分がセットになっています。


もう一つは「やまがた紅花泡麩」。直径10センチほどの大きさの白くて丸いフォルムに目が釘付け。お吸い物の中に丸い焼き麩を浸して食べれば、とろとろ、もちもちの食感が楽しめます。


紅花泡麩
「やまがた紅花泡麩」の調理キット/2,200円。河北町産紅花、泡麩完成品1個と泡麩4個、インスタント吸物。


紅花泡麩_2
「やまがた紅花泡麩」の大きさはお椀と同じくらい!


2種類とも最後の仕上げは自分で。この料理キットには、コロナ禍で在宅ワークや巣篭り生活をする中で、料理に親しんでもらいたい、料理の楽しさを味わってもらいたい、という青柳さんの願いが込められています。面倒な材料や調味料集め、下仕込みなど料理の80%を料理人が、最後の仕上げの20%を、お客様にひと手間加えていただくことで、自宅でもプロの味を再現できることが、大きな特徴です。


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Y-bizでは、青柳さんから料理キットの販売についてご相談をいただき、
キットの中身、通販サイトでの説明の仕方や掲載する写真についてアドバイス。
また、このキットに込めた青柳さんの熱い思いの見える化もサポート。
青柳さんの思いとキットをご紹介するプレスリリースの作成もサポートさせていただき、山形新聞さん、河北新報さんでのご紹介につながりました。


7月1日の山形新聞に掲載されました!

山形新聞_0701
2021年7月1日 山形新聞


7月23日の河北新報にも。
https://kahoku.news/articles/20210722khn000028.html


紅花という地元の「宝」を広く知ってもらうことで、町を元気にしていきたい青柳さんのお気持ちが、今回の商品に表れています。Y-bizでは、これからもその想いをカタチにしていくためのサポートを続けていきます。


食彩遊膳まる梅
西村山郡河北町谷地月山堂402-1
0237-71-0570
販売サイト[まる梅ヒトテマ]https://maruume1tema.base.shop/items/41839089