今回ご紹介するのは、山形市の蔵王産業団地で精密抜型製造を営む株式会社高橋型精さん。
これまで、高橋型精さんでは精密な抜き加工の技術を活かし、「話しやすい抗菌マスク」や「息苦しくない抗菌マスク」、さくらんぼの手詰めがラクになる「チェリーパック500」など、ユニークな発想で身近な困り事を解決する商品開発に力を入れてこられました。

「チェリーパック500」、「話しやすい抗菌マスク」についてのブログはこちら↓

「息苦しくない抗菌マスク」についてのブログはこちら↓


Y-bizではそれぞれの商品化において、オンラインストアを開設した販路の拡大や情報発信のサポートをさせていただきました。


高橋型精さんは1943年の創業以来、精密抜型製造技術の開発に取り組み、光学フィルムなどを刃物で切り取る抜型を製造する「ものづくり」企業。
近年は抜型技術を活かしたヘルスケア事業にも力を入れておられ、その高い技術力は国内外で評価されています。
そんな同社が、この度新たに考案された商品は、パパやママの切実な声から生まれた簡単採尿アイテムです。その名も楽々(らくらく) おしっこゾウさん


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写真提供:高橋型精さん


ゾウをモチーフにした立体的な形状の採尿カップは、トイレに座っていつも通りにおしっこをするだけで採尿できる優れもの。
そのベースになっているのは、2019年に同社が開発した、大腸がんの検査などに使う紙製採便シート。北米での腸内フローラ研究の用途でも採用されている製品です。


この「楽々 おしっこゾウさん」を開発するきっかけは、三歳児健診で採尿に苦労する子育て世代の社員やSNSでのパパママたちからの声でした。


「子どもが不機嫌だと1時間以上かかります…」
「採尿、四苦八苦してトイレびしょ濡れに」
「尿検査、何回やっても子どもの採尿難しすぎる~」
など、切実な思いが寄せられたのです。


そこで、高橋型精さんが得意とする立体成形技術を活かし、小さな子が興味を引きそうなゾウさんをモチーフにしたデザインでカップ状に成形。楽に採尿ができるだけなく、使用後はトイレに流せるのも嬉しいポイントです!

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写真提供:高橋型精さん

「楽々(らくらく) おしっこゾウさん」(素材:水解紙)
販売価格:2個セット498円、6個セット998円※いずれも税込み
販売サイト:Amazon通販サイトで検索


商品化するにあたり、Y-bizとのこれまでのディスカッションを踏まえて、ターゲットの設定やネーミングを考案。
Y-bizでは、「楽々 おしっこぞうさん」が生まれた背景や特徴をお伺いし、子どもの採尿にお困りのお客様と、同商品がつながるよう、プレスリリースの作成や、公式Twitterの開設等、広報活動の強化をご提案いたしました。

その結果、多数のメディアに取り上げられました!

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2021年3月10日 山形新聞

2021年6月7日 日本経済新聞


今後も、少子高齢化などの社会問題をものづくりの視点から解決に向けて支援をしていきたいと考えていらっしゃる高橋型精さん。
Y-bizは引き続き、高橋型精さんの強みを活かして「暮らしの不便を解決」していくためのチャレンジを全力でサポートしてまいります!


株式会社高橋型精
山形市蔵王松ヶ丘1-1-35
023-695-3311