本日は、河北町の割烹料理店「食彩遊膳まる梅」さんが、今年5月から継続して行っている「ひとり親家庭支援」というお取組みをご紹介します。

まる梅_ひとり親
写真提供:「食彩遊膳まる梅」さん。


まる梅さんの「ひとり親家庭支援」とは、コロナ禍で職を失ったり、時短勤務を余儀なくされたりしたことで、経済的に困窮するひとり親家庭向けに、河北町産の「はえぬき」2㎏と「まる梅」代表の青柳さんが生産した旬の野菜を無償で提供。
提供した食材で家族と一緒に作った料理の写真、食材や料理の感想をいただきそれらを「食彩遊膳まる梅さん」のSNSで紹介するというお取り組みです。

 
このお取組み実施の背景には、青柳さんがひとり親家庭の知人から、長期化するコロナ禍で以前より家計が苦しくなっていること。また、その影響を受けて、特に食費を切り詰めがちになることを聞き、ご自身も厳しい経営環境にある中ですが、SDGs(持続可能な開発目標)の“誰ひとり取り残さない”という理念に共感し、まずは自分から動かなければ、と行動に移られたのです。


■「ひとり親家庭支援」概要
<提供するもの>
・河北町産一等米 「はえぬき」2㎏
・旬の野菜(季節によって野菜が収穫できず、お渡し出来ない場合あり)


<提供方法>
・営業時間中の14時から20時まで(定休:火曜日は除く)に店舗へ要電話予約。
毎月第一、第三金曜日の17:30~19:00の間に店頭でお渡しします(季節により日にちの変更あり)
・1回あたり10名、1家族1回まで

<モニター条件>
・農家さんが作ったような野菜ではないことをご了承いただける方
・提供した食材で家族と一緒に作った料理写真と献立、感想を青柳さんに送っていただける方
・名前を出さないで「食彩遊膳まる梅」さんのフェイスブックに公開することにご了承いただける方
・他の家族と同居していない方。お子さんの年齢は不問


相談風景


青柳さんの提供する側と受け取る側という一方的な関係にしたくない、参加型にしたい、
簡単な料理でいいから自ら料理して食べるという時間を楽しむきっかけにして欲しい、
という青柳さんの想いを大切に、企画内容の具体化をサポート。


SNSでの投稿は、実名での投稿を避けたい方にも参加してもらえるように、
青柳さんを通し「食彩遊膳まる梅」のSNSで匿名でご紹介する形になりました。
また、「ひとり親家庭支援」情報を一人でも多くの方に届けるべく、
プレスリリースの作成もお手伝いいたしました。

その結果、このお取組みが6月9日の山形新聞に掲載されました。
ひとり親_山新全体
2021年6月9日 山形新聞


青柳さんは、目標として半年間は続けていきたいと考えられており、コロナが落ち着いた頃には、収穫体験イベントも企画したいと言います。常に新しいチャレンジに向かって走り続けられている「まる梅」さん。今後もぜひご注目ください!


追記:
9月15日に、「食彩遊膳まる梅」さんの紅花料理キットをご紹介しています。


食彩遊膳まる梅
西村山郡河北町谷地月山堂402-1
0237-71-0570