古くから地震や台風など、自然災害が多い日本。
近年、大雨による土砂災害が広範囲で発生するなど、自然災害の発生件数と被害は増加傾向にあるといいます。


今回、ご紹介するのは、このような災害に直面した際、現場でのより迅速な活動を可能にする「災害支援車・LCX」
開発したのは、「はたらくクルマ作りで地域社会に貢献する」を理念に、
地域ニーズに即した特殊車両(主にトラックを主体とした架装車、福祉車両、洋型霊柩車等)の製造販売を行う、株式会社大江車体特装さんです。


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「LCX」は災害発生時、全てのライフラインが寸断・断絶された状況で生命維持に必要不可欠な飲料水、電気、ガスを1台で生成。その場で供給することで、多くの命の救済と被災地支援の拠点となる機能を備えたこれからの時代に必要とされる車両です。
希望別の機材設置や車体改造(Customization)を行うことができ、用途や機能に合わせて変化対応可能なことから、「Lifeline Customization transformation」を略して、LCXと名付けられました。
なお、飲料水を生成できるライフライン機能が集約された民間車両は日本初とのこと。
受注開始は来年の春からを予定しており、価格は548万9千円です。


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浄水器は1時間あたり350リットルの雨水や川の水を浄化し、飲料水にすることができます。(ここまでの写真提供すべて大江車体特装さん)


大江車体特装さんは、1862年に創業。
人力車づくりから始まった歴史は、乗用車架装という業種へ発展。
以来、パトカーや消防車など、様々な特殊装備車両を手掛けてこられました。
地域社会の豊かな生活のため、自社のクルマを役立てたいと、東日本大震災以降、国内で頻発する自然災害に対して、社会に役立つ車両の製造を目指し、「LCX」を開発されました。
開発にあたって、防災アドバイザーや日本赤十字への聞き取り調査を実施。そこから、水→電気→ガスの順に復旧要請のニーズがあることを知り、同社の技術と経験を結集し、1台の車両に集約しました。
この「LCX」、特筆すべきは、軽トラックをベースに製造しているという点です。
機動力の高さもさることながら、導入コストを低く抑えることで、より多くの地域が導入しやすいよう考慮されています。


9月21日に、「LCX」の車両展示説明会を実施したところ、多くのメディアでご紹介されました。
山新_編集済
2021年9月22日 山形新聞


2021年9月22日 河北新報
2021年9月25日 朝日新聞
2021年9月28日 日本経済新聞

2021年10月2日 河北新報
震災対策技術展開催に関する記事の中でも「LCX」がご紹介されました。

河北新報_震災対策技術展


<テレビ情報>
2021年9月21日 NHK
2021年9月21日 TUY
2021年9月21日 YTS
2021年9月28日 SAY


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Y-bizでは、「LCX」の特長をお伺いし、求められる利用シーンと災害時以外の活用シーンの明確化を提案。
そこから具体的なターゲットの洗い出しやLCXの特徴の打ち出し方をサポートしてきました。
9月末に仙台で開催された震災対策技術展でも、実際の車両を目にする方々に、災害時以外にも、高速道路・トンネルの工事現場、キャンプやアウトドア、フェスなど、多方面での利用シーンが想定できることが伝わるブースづくりを目指しました。
また、さらに「LCX」を知ってもらえる機会を増やすため、同社での説明会実施に合わせ、プレスリリースによる情報発信もサポートいたしました。


はたらくクルマ作りで、地域の皆さんの生活を支えてきた大江車体特装さん。
Y-bizでは、これからも前向きなチャレンジを全力でサポートして参ります!


株式会社大江車体特装
山形市相生町8-23
023-641-4057