全国各地のBizのセンター長同士が連携し、相談事業者の方々に対してさらなるサポートの高度化を目指す取り組みが始まりました。
3月2日、「全国Bizネットワーク」が始動し、zoomにて報道機関向けのオンライン記者発表会が開催されました。

現在全国に広がるビズモデルでは、各地のBizがブロック(地域)ごとに連携し支援の高度化を図る取り組みを進めてきました。「東北・北海道Bizネットワーク」も昨年4月に始まっています。
今回、「中部・近畿 Biz ネットワーク」の始動にあわせて、これまでのブロックの枠組みを超えて全国的に連携する全国Bizネットワークが始動します。

今回の記者発表では、ビズモデルの創始者である小出宗昭氏、近畿・中部ブロックのセンター長、プロジェクトマネジャーをはじめ各ブロックからもセンター長らが出席し、Bizネットワークによる効果や活用した支援事例が紹介されました。

Y-bizでは、令和3年度、スペシャルアドバイザーによるオンライン相談会や、他Bizとの連携による新商品、新サービス開発などを進めてきました。
今後さらに、様々な専門性をもち経験豊富な各地センター長と連携し、相談事業者の方々の売上アップにつながる支援を強化して参ります。

全国Bizネットワーク


■ビズモデル型支援拠点による全国Bizネットワーク
売上アップに特化した支援拠点であるビズモデル型支援拠点では、プロフェッショナル集団として、
多様なビジネス分野で高い実績をもつセンター長らの地域を超えた連携により、中小企業や創業希望者への支援の強化・高度化を図り、さらなる地域活性化への貢献を目指します。
これまで2020 年 11 月の近畿、2021 年の中国・四国、東北・北海道、関東・北陸と 4 ブロックの地域連携を行っており、具体的な成果事例も生み出されています。
この度、大垣ビジネスサポートセンターの加盟で、中部・近畿 Biz ネットワークが始動します。
これにより全国各地のビズモデル連携エリアをカバーすることから、全国 Biz ネットワークに加盟する全国各地のビズモデル型経営相談所の資源を活かしたサポート強化を行ってまいります。


■ビズモデル型経営相談所のセンター長・プロジェクトマネージャーの特徴 
センター長・プロジェクトマネージャーは全国公募で選ばれた様々なビジネスエリアのトップランナーです。ビズモデルと呼ばれる公的支援拠点・経営相談所のセンター長、プロジェクトマネージャーの募集と選定方法は特徴的で、全国公募で行われます。少なくとも100 名、多いときには 400 名もの応募者から選抜されます。ビズモデルのもつ意義に共感し集った、様々なビジネス分野で高い実績をもつトップランナーが各地で支援を行っています。 
 
(例) 広島県福山市・福山ビジネスサポートセンター/Fuku-Biz(フクビズ)プロジェクトマネージャー 池内精彦氏:元外資系ラグジュアリーブランド日本法人 CEO
(例) 京都府福知山市・福知山産業支援センター/ドッコイセ!biz(ドッコイセビズ)センター長 西山周三氏:現役酒造会社社長 
(例) 岐阜県大垣市・大垣ビジネスサポートセンター/Gaki-Biz(ガキビズ)センター長 正田嗣文氏:元旅行代理店パリ支店責任者 

 
■Biz ネットワークをいかした先行事例
○山形での支援事例1:高級文具用品の開発
山形市売上増進支援センターY-biz(ワイビズ)では、相談事業者である金属加工メーカーから、BtoC商品の開発について相談をうけました。その中で精密加工が活かせるBtoC市場として高級文具を提案。Bizネットワークを活用し岐阜県大垣市Gaki-Bizの相談事業者であった高級文具店とのコラボレーションを提案しました。現在、商品化の最終段階にあります。

○山形での支援事例2:スペシャルアドバイザーによるオンライン相談会
山形市売上増進支援センターY-bizでは、R3年度、北海道釧路市k-bizの田辺副センター長、秋田県湯沢市ゆざわ-Bizの藤田センター長、岐阜県大垣市Gaki-Bizの正田センター長、及び松浦プロジェクトマネージャーをスペシャルアドバイザーとしてお迎えし、オンライン相談会を実施しました。
これまで沢山の事業者さんがオンライン相談をご利用され、「本当に対面するのと変わらない」
「資料もその場でカメラを通して確認してもらえて、共有できる」「県外在住のアドバイザーだから、視点が違って面白い」など好評の声をいただきました。