金属加工メーカー、みよし工業有限会社さんが、抗菌・抗ウイルス効果が半永久的に続く新素材「GMX」を用いて、ドアハンドルの製品化に成功されました。
「GMX」は、日本ガイシ株式会社さんが開発。素材そのものが銅イオンによる抗菌・抗ウイルス効果を持っているため、剥がれず、傷がついても効果が持続するそうで、様々な用途で使用が期待できます。
ドアハンドル製作に至るまでの道のりは平坦ではなく、普段から特殊材の加工を行っているみよし工業さんが、これまで培った技術を活かしながら、試作を繰り返し、2年の歳月を経て製品化に至ったそうです。加工する際に割れやすいという特性がある「GMX」。同社では、幾多の難局を乗り越え、日本で初めて製品化を実現されました。
トイレへの取付け例。
このドアハンドルは、既存のハンドルから交換する際はドライバー一つでできる手軽さも魅力。清掃頻度の軽減や、何度も抗菌加工をする手間が省けるので、衛生管理が欠かせない医療現場や、公的施設、保育施設以外にもあらゆる場所で活用できそうです。
今後、ドアハンドル以外にも、ドアノブ、蛇口など、取り替えが簡単な金物の商品化を図る予定とのこと。
みよし工業さんは、ステンレス、特殊材などの金属板を加工し、特注品を製作するBtoBをメインとしてきましたが、近年、BtoC向けの製品開発にも着手。
金属アレルギーの方に安心なチタンでできたアクセサリーの販売や、錆びず強度が高いステンレス製品などをオンラインショップで展開中です。
BtoC向けの製品を作ることで、経営体質の強化を図り、職人の方を守っていきたいと考えていらっしゃいます。
そんなみよし工業さんは、昨年の10月に初めてY-bizに来所されました。
オンラインショップで販売しているBtoC向け製品の情報発信を中心にご支援中です。
今回はドアハンドルの製品化に際し、開発の経緯やみよし工業さんの技術力や対応力を盛り込むことなど、よりお取り組みの価値が伝わるようにプレスリリース作成をサポートしました。
併せて、同社のドアハンドルをもっと広く知っていただくため、WEBサイト上に製品紹介するページの作成を提案し、作成のサポートもいたしました。
【メディア情報】
3月3日、東北地域において、新規事業に挑戦する企業・団体・起業家の革新的な商品やサービスに対して表彰を行なう「東北ニュービジネス大賞」で、技術力の高さが評価され、奨励賞を受賞されました。
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