訪問看護サービスを行う合同会社望見さんが、脱毛サロンを経営する株式会社ARUZAMUさんと協業し、介護脱毛サービスの提供を始められました。
介護脱毛とは、自分が介護を受けることを想定し、事前にデリケートゾーンを脱毛することです。超高齢化社会の日本。福祉や介護の問題が噴出する中で、介護脱毛の需要が高まっています。
いらすとや
介護において、大変なことの一つでもある排泄介助。合同会社望見の奥山哲代表は、長年介護の現場に携わってきた経験から、脱毛による排泄介助の負担軽減や、かぶれや臭い、菌の増殖を抑えるなど、衛生面からも体毛がないほうが良いと痛感。脱毛を専門とするARUZAMUさんと協業し、介護脱毛事業に参入されました。
これまでは、エステ脱毛を行う事業者が介護脱毛の分野に進出するケースが多く、同社のように介護の知見とノウハウをもとに看護事業者が介護脱毛サービスを始められるのは山形市では初だそう。

通常の介護脱毛は、Vライン(ビキニライン)、Iライン(陰部の両わき)、Oライン(肛門まわり)のVIO部分の処理が主流ですが、実際の介護や医療現場では、創傷を治療する際のテープが体毛にくっつくのを防ぐために脱毛した方が良い場合があるなど、介護現場特有の脱毛ニーズがあると言います。


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合同会社望見代表の奥山哲さん(写真左)と、株式会社ARUZAMU代表の金子勇介さん(写真右奥、写真手前はゆざわ-Bizの藤田センター長)

密かに広がりを見せる介護脱毛ですが、言葉自体がまだあまり浸透していないということもあり、どのように周知していったら良いか、と今年2月、望見さんはARUZAMUさんと共にY-bizにご相談にみえました。
月一回、Y-bizで相談対応をしてくださっているゆざわ-Bizの藤田センター長は、「介護事業者が介護脱毛に取組まれる事例はあまり聞かない。介護事業者が介護脱毛を始められたことに説得力があり、社会性が高いのでは」として、プレスリリースの作成をご提案。その際、介護事業者だからこその気づきや、できるサービスがあると良いとアドバイスいたしました。


先日、排泄介助の大変さを理解している介護経験者や介護職の方向けに、より深く知ることから始めようと呼びかけるオンラインセミナーを実施した合同会社望見さんとARUZAMUさん。5月28日の山形新聞にお取組みが掲載されました。

望見_山新
2022年5月28日山形新聞

いつから始めるのが良いのか、費用は?などなど、詳しく知りたい方は、
070-9019-8358(ARUZAMU 金子さん)
y.kaneko@aruzamu.com 
までお問合せをお願いします。

■合同会社望見(訪問看護ステーション 心意気)
山形市馬見ケ崎1-13-20
023-664-0660