着物縫製・卸販売業を営む株式会社第一ほうせいさんは、思い出の着物をリビング用品にリメイクするサービスを始められました。
このリメイクサービスのポイントは、着ないけれど捨てられない着物をクッションやテーブルランナーなどのリビング用品としてリメイクするため、思い出が形を変え、日常的に利用できることにあります。

帯地をリメイクした椅子と代表の鈴木ゆかりさん。
明治23年創業の着物卸問屋にルーツを持つ第一ほうせいさん。2019年には、着物サロン「きものモモ彩(きものももいろ)」をオープンし、着物の販売に加え、譲り受けた着物や遺品など、思い入れのある大切な着物や帯をバッグや草履等のファッション小物にリメイクするサービスを行っておられます。着なくなった着物が小物として生まれ変わり再び輝くようになったと、お客様に好評を得ている一方で、「今ある自分の洋服に合わせるのが難しい。せっかくリメイクしたのに、使う場面が少なくて寂しい」という声が聞かれることもありました。
そこで、第一ほうせいさんでは、思い出の詰まった着物がもっと近くに感じられる方法はないかと模索し、より近くで思い出に触れられる、リビング用品へのリメイクを提案されることに。
新サービスの特徴は、制作前の着物や帯地はすべて専用のクリーニング(京洗い)を施し、縫い目を手作業でほどき、反物に戻します。そして、反物に戻した状態を見て、元の着物の生地の美しさを活かすため、リメイク後の形に映える柄の出し方やバランスなどを検討。1点1点オリジナルでレイアウトされるそう。
100年以上に渡り、着物業界に携わってこられ、技術力と対応力を磨き続けている第一ほうせいさんだからこそのサービスです。

共布(同じ布の切れ端)で複数個作れる着物地のクッション。

テーブルランナーとティーマットで、テーブルがぐっと華やかに。
注文方法は、来店しての持ち込みまたは郵送どちらでも可能ですが、まずは下記ウェブサイトからの来店予約もしくはお電話での問い合わせをお願いいたします。
なお、WEBサイトにはリメイクの実例と詳細が掲載されていますので、気になる方はぜひご覧ください。

BtoC事業の展開についてご相談にみえた第一ほうせいさん。着物の洗浄から高度な和裁縫製まで一貫して手掛けてきた強みを活かし、ファッション小物へのリメイクサービスを行っておられました。まずはこのサービスの見える化を図るため、リメイクサービスに特化したWEBサイトの作成をサポートいたしました。
また同時に、お客様からの声に向き合って生まれたリビング用品へとリメイクできる新サービスを、より注文しやすい形にする構成や、価格設定などについてもディスカッションを重ねていきました。
新サービス開始前には、コンセプトがより伝わるような見せ方のご提案と、大事な思い出に寄り添うサービスであることを伝えるプレスリリースの発信もご支援いたしました。
第一ほうせいさんの着物サロン「きものモモ彩」では、気軽に着物を楽しんでいただけるよう、着物の仕立や販売、着付けのほか、着た後のクリーニングと保管などのメンテナンスまでお任せできるサービスがご用意されています。
日本の伝統衣装である着物の魅力を伝えながらも、時代と共に変わるニーズに対応し、新たな楽しみ方を提案する第一ほうせいさんの今後のお取組みにもご注目ください!
■株式会社第一ほうせい
山形県米沢市中央2丁目5-50
0238-22-8221
https://momoiro5.wixsite.com/salon(きものモモ彩WEBサイト)https://www.instagram.com/kimono_momoiro/?hl=ja(きものモモ彩Instagram)
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